こうご司法書士事務所ブログ 司法書士は難関資格か
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調布市西つつじヶ丘(東京都多摩地域)の「こうご司法書士事務所」のブログです。調布市、三鷹市、武蔵野市、府中市、狛江市等の多摩地区を中心に、相続、相続登記、不動産登記、商業登記、成年後見、過払い金返還請求等の業務を行っています。

司法書士は難関資格か

 東京都調布市西つつじヶ丘のこうご司法書士事務所の司法書士の向後です。
 当事務所は、つつじヶ丘駅から徒歩2分のところで、地域密着を心がけ、営業している司法書士事務所です。

 ここ最近、司法書士資格を目指す人が減っている傾向にありますが、その傾向が変わるといいなと思って、「司法書士を目指す皆さんへ」といいうカテゴリーを作ってみました。
 現職の司法書士として、この業界について文章を書くことにより、司法書士を目指す人が人一人でも増えるといいなと思っています。

 今回は、司法書士は難関資格かということについて考えててみます。

 難易度云々を言う前に、私自身について書いてみたいと思います。
 難易度は人によって違う、主観に影響されやすい面があることは否定できないと思います。
 そうだとするなら、難易度をうんぬんする人間がどのような人間かを語る必要があるのではないでしょうか。

 私は、東京都立大学法学部の出身です。
 また、司法試験の受験生だった時代もあります。
 新司法書士試験が終わったのをきっかけに、司法試験の受験には区切りを付けました。

 司法書士の受験生時代は、派遣(業務請負)の形で、フルタイムで働いていました。

 私は、法学部出身であり、5、6年のブランクがあったとはいえ、司法試験も勉強していた過去があったので、法的な素養は、ゼロから始める人に比べたら、かなりあったと思います。
 また、フルタイムで働いていたとはいえ、正社員に比べ楽なポジションにおり、受験勉強に割く時間も確保しやすかったという事実もあります。

 司法書士試験の難易度を云々する記述は、ネット上にもたくさんあります。
 しかし、実際に受けた人間の率直な意見が書いてあるものはあまりないのではないでしょうか??

 長々とした文章を読んでくれる人はあまりいないでしょうから、結論から書いておくと、司法書士試験は簡単ではないが、決して難関資格ではないというのが私の意見です。
 また、努力が報われる試験です。
 司法試験(旧司法試験)は、少なくとも私にとっては、努力が報われない試験でした。それとは、対照的に、司法書士試験は、努力が報われる試験だと思うのです。

 言い換えると、司法書士試験は、それなりの努力は必要だが、努力をすれば、報われる可能性が高い試験だと思うのです。

 正直に言うと、努力しない人、マメでない人は向いていないと言わざるを得ません。
 受験生としても、司法書士の実務家としても。
 
 司法書士試験を目指す人の中には、30代40代も少なくないと思います。
 思えば、私も、40歳を目前にして、資格を取り、自分の生活を変えようと思い、勉強を始めました。
 30年、40年生きてくればわかると思うのですが、世の中には、絶対にかなわないような人もいると思うのです。一握りの天才だけでなく、天才ではないが自頭がいいような人にも、我々のような平均的な人間は、どんなに努力しても勉強の分野ではかなわない面があります。
 司法書士試験には、このような、努力しても勝てないような人たちは、あまり参入していないように思うのです。

 一方で、司法書士試験は誰でも受けられる試験であり、明らかに受からないであろう人も受験しています。
 かくいう私も、一回目の受験は、勉強を始めて数ヶ月(勉強を始めてから一か月たつか経たないかの時期に願書を提出した)しかたっておらず、予想通り落ちました。
 私は、二回目の試験で受かる予定で(その通り受かりました)、そのためにも、絶対に受かる実力はないけれども、試験の雰囲気を知っておきたいと思ったのです。
 司法書士試験の受験生の中には、一回目の私のように、明らかに準備が足りていない人や、そもそも受かる水準にない人(いわゆる記念受験)の人もそれなりにいると考えられます。

 また、司法書士試験の受験生の中には、実力はあるのに、何回受けてもうからないような人もいます。
 典型的なのが、司法書士事務所に補助者として勤めているような方です。
 司法書士事務所の補助者は、かなり忙しいし、深夜まで残業することも珍しくありません。
 このような方々は、知識も能力も十分すぎるほどあるのですが、準備の時間が足りていないのですが、そのような状況では、受からないほうが自然なのです。

 司法書士試験は、合格率が極めて低い試験です。
 しかし、本当に地頭のいい人たちはあまり参入していないこと、記念受験や勉強したての準備不足の人も受けていること、受かる能力はあるが、仕事の影響で十分な勉強時間を確保できない人が一定数いること、等を考えると、実際には、合格率ほど難しくないと思うのです。

 勿論、容易に受かる試験だとは言いません。
 私もそれなりに勉強しましたし。
 ただ、多くの人たちにとって、一定以上の努力をすれば、それなりの確率で受かる程度の難易度であると思うのです。

 そうは言っても、あまりに難易度が低すぎると、資格としての価値は減ってしまうでしょう。
 この点、司法書士試験は、適度に難易度がある試験であると思うのです。

 さて、どうして司法書士試験の難易度が、見た目ほど高くないということにこだわるかというと、難易度を理由に、司法書士を目指すことをあきらめてほしくないからです。

 例えば、最近、ネット上には、「貧困」をキーワードにした記事が散見されるようになってきました。
 有名大学を卒業したが、非正規で、手取りが10万円ちょっとしかないとか。

 司法書士試験は、そのような人たちが、資格を取って、より安定した生活を手に入れるために、適していると思うのです。

 あるいは、社会福祉士で成年後見をしている方。
 司法書士とのダブルライセンスになれば、財産管理に重点のある事案も受けられるようになり、より、業務の幅が広がるはずです。

 行政書士で、(事実上)、不動産登記や商業の登記の申請をしているような方。
 そうした実務をこなせるなら、司法書士試験に受かるのも他の人よりは難しくないでしょうし、司法書士トンダブルライセンスにして、業務として登記業務を行えるようにしてみてはどうでしょうか??

 司法試験をあきらめた方。
 現状、司法試験をあきらめた方で、隣接士業の資格を取りたいという人の多くは、行政書士試験に流れています。
 司法書士試験は、司法試験受験生でも、ある程度勉強しないと受からないからだと思います。
 しかし、一定程度勉強すれば受かるはずだし、簡裁代理や裁判所提出書類作成、成年後見も財産管理も業としてできる司法書士の方が、より弁護士に近い仕事ができると思うのです。 

 司法書士試験が簡単な試験だというつもりはありません。
 それなりに難しい試験です。

 ただ、ここで強調したいのは、難しくはあるが、手が出ないほど難しくはないということです。

 就職氷河期時代の方やロストジェネレーションの方で、40過ぎから違う人生を過ごしたい方、ダブルライセンスを目指したい方、就職を有利にしたい学生、それなりに実力はあるが会社に向いていない方、いろいろな方が、司法書士を目指してくれるとよいなと思っています。
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[ 2022/10/10 08:51 ] 司法書士を目指す皆さんへ | TB(-) | CM(0)
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