こうご司法書士事務所ブログ 失踪届提出、10日以内は短すぎないか?
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失踪届提出、10日以内は短すぎないか?

 調布市西つつじヶ丘にあるこうご司法書士事務所の司法書士の向後です。

 今回は、失踪届について考えてみたいと思います。

 相続人に行方不明者がいるときなどに、失踪宣告を申し立てることがあります。
 失踪宣告が出ると、行方不明者は死亡したとみなされます。

 しかし、実務的には、若干異なります。
 失踪宣告の審判が出て、確定した後、市役所(区役所)に失踪届を出さなくては、戸籍上、死亡した扱いにはなりません。
 そして、如何に死亡したとみなされようが、戸籍に死亡の記載がなされない(戸籍上死亡した扱いにならない)うちは、相続手続きを進めることはできません。
 相続手続きには、行方不明者が死亡されたことが記されている、除籍謄本が必要になります。

 従って、事実上は、失踪届を出して、戸籍に死亡の事実が記載されて、初めて、死亡したとみなされることになるのです。
 この失踪届ですが、失踪宣告が確定してから10日以内に出さなくてはならないことになっています。
 そして、10日以内に出さないとどうなるのかというと、5万円以下の過料に処せられることになっています。

 実際に手続きにかかわってみると、確定してから10日以内というのは、結構短いです。
 遠方の家庭裁判所で審判が行われたような場合、郵送での確定証明書の請求になりますが、これが結構時間がかかります。
 以前に比べ、郵便が届くまでの日数が長くなっていますし、土日の配達はありませんから。普通郵便で出していると、10日など、あっという間に過ぎてしまいます(速達なら土日の配達もあります)。

 勿論、確定証明書の請求を確定前にしておく(確定し次第郵送してもらう)など、手続きを早めるためのやり方はあります。
 また、10日以内というのは、確定してからではなく、確定証明書が届いてから10日以内というように、多少の配慮をしてくれる可能性はあります(配慮してくれると断言はできませんが)。

 司法書士の場合、裁判所提出書類作成業務として、失踪宣告の申立書の作成を受任することになるので、失踪届は申立人自身が行うことになります。
 しかし、ある意味当然ですが、確定証明申請書の書き方とか、失踪届の書き方についても、フォローすることになる可能性もあります。
 そのようなフォローが必要な場合、なおさら、10日以内に失踪届を出すのが難しくなっています。

 審判書と確定証明書を持って、役所に行って、窓口で、窓口の人に聞きながら、失踪届を書いてもらうというような方法をとれば、なんとかなるかもしれませんが、それにしても、10日以内というのは、事情によっては大変だし、短すぎるのではないかと思うのです。
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[ 2022/10/09 13:38 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)
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