こうご司法書士事務所ブログ 遺留分の放棄
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遺留分の放棄

 遺留分とは、ある相続人のために法律上留保されている相続財産の割合です。
 遺留分についての詳細は遺留分をご覧ください。

 遺留分があるからと言って、遺留分に該当する財産が相続人のところに何もしなくても帰属するというわけではなく、遺留分減殺請求をすることによって、初めて、遺留分権利者たる相続人のところに当該財産が帰属するという仕組みになっています。

 この遺留分という制度があるので、亡くなる方が遺言を残した場合でも、遺言者の意思は100%実現されるというわけではないというところが、遺留分制度あるいは遺言のポイントということになります。

 ところで、遺留分を放棄することはできるでしょうか?

 相続が発生してからは(披相続人が亡くなってからは)、遺留分の放棄は問題にはなりません。
 遺留分減殺請求を行わなければいいだけの話だからです。

 相続が発生する前(披相続人が亡くなる前)に遺留分の放棄をすることはできるでしょうか?

 結論から言うと、遺留分を有する相続人は、相続の開始前(被相続人の生存中)に、家庭裁判所の許可を得て、あらかじめ遺留分を放棄することができます。
 つまり、申立書を書き、家裁に提出して、家裁の許可が得られれば、あらかじめ遺留分を放棄することができるのです。

 ただ、あらかじめ遺留分の放棄ができる制度があるということと、実際にあらかじめ遺留分の放棄ができることはイコールではないので若干の注意が必要です。
 具体的に言うと、家裁の許可が必ずもらえるわけではないということです。
 例えば、生前贈与や特別受益がある等、何らかの代償的なものがなければ許可は出にくいことになります。

 また、本当に遺留分権利者の意思なのか、それとも披相続人となる人の意思なのかも問題になりますし、本当に遺留分の放棄が必要なのか、家族で十分に話し合ったのか等、家裁の許可が下りるかどうか以前尾の問題も重要になってくると思います。

 なお、遺留分を放棄したとしても相続人でなくなるというわけではありません。
 あくまで、遺留分を主張することができなくなるというだけのことなので注意が必要です。

 ちなみに、相続の放棄は事前にはできません。
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[ 2015/06/07 09:23 ] 相続 | TB(-) | CM(0)
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