こうご司法書士事務所ブログ 後見
fc2ブログ

こうご司法書士事務所ブログ

調布市西つつじヶ丘(東京都多摩地域)の「こうご司法書士事務所」のブログです。調布市、三鷹市、武蔵野市、府中市、狛江市等の多摩地区を中心に、相続、相続登記、不動産登記、商業登記、成年後見、過払い金返還請求等の業務を行っています。

独居者の入院とNHK料金の返金

 東京都調布市のこうご司法書士事務所です。

 今日は後見の話をちょっとしてみたいと思います。

 今現在、何件かの後見業務を行っていて、残念に感じるのですが、成年後見制度がまだまだ理解されていなかったり、世の中に浸透していなかったりすることから、手続きに手間取ることがあります。
 
 特に手間取る手続きが、携帯電話の手続きではないかと思います。
 窓口に行くと、委任状が必要だという話から始まり、後見人は本人の法定代理人だし、委任状が書けるくらいなら後見人は選任されないですよという説明を行ったりします。
 そして、窓口の人は、別の部署に電話して確認し、委任状は不要、代わりに登記事項証明書が必要という結論になります。

 電話でサービスセンター的なところに電話した場合でも、本人でないと内容を話せないというところからスタートします。
 きちんとしたオペレーターの方だと、機転を聞かせてくれたりするのですが、ある意味マニュアルに忠実な方にあたってしまうと、本人でないと一切話せないの一点張りで、全く話ができなかったりするときもあります。
 しかも、別の人に代わってくれと言っても、それもできないと言われてしまうと、こちらとしてもどうしたらよいかわからなくなってしまいます。

 このような対応は、水道や電気、NTTなどの場合、ほとんどありません。
 こういったところは、かなり親切に対応してくれる印象があります。

 なぜ携帯電話の場合、いまいちだと感じる対応になるのか、想像するに、全国規模で業務を行っており、他のサービスに比べ顧客数が多いこと、それ故に、画一的なマニュアル的対応が求められること、コールセンターもショップも下請けに業務委託しており、現場で判断できる権限が少ない、そんなことがあるのかなと思います。

 話がそれてしまいましたが、それてしまったついでに、もう一つ関係ない話をすると、電気や水道、ガスを止めたり、料金支払いを自動引き落としにするなどの手続きをする場合、後見の登記事項証明書の送付を求められる場合と求められない場合があります。
 対応は、それぞれの会社でまちまちという気がします。

 さて、NHKの手続きですが、NHKの場合もさほど苦労なく、後見人による解約の手続きができる印象です。

 ようやく本題ですが、NHKの場合、解約した時に、使っていなかった期間の受信料の返金をしてくれる場合があります。

 たとえば、独居で、入院し、今後、自宅には戻れないので、自宅のNHK利用料金を解約したいというような場合を考えてみたいと思います。

 6月から入院し、10月に解約手続きをしたとすると、解約以降の受信料が発生しないのは当然ですが、既に支払ってしまった分の返金に応じてくれる場合があるのです。

 具体的には、6月から入院したことを証明する書類を送付すると、6月までさかのぼって、既に支払った受信料を返金してくれるというものです。

 詳細は、解約時にNHKにお問い合わせいただければと思いますが、後見の場合、ご本人の資産が決して豊かではない場合も少なくありません。
 そうした場合(勿論、資産に余裕がある場合でも、取り戻せるお金があればすべて取り戻しを図るのは当然ですが)、1円でもおろそかにはできません。 
 ご家族の後見人になっていたり、業務で成年後見を行っている場合、NHKがさかのぼって返金に応じてくれる場合があることは、覚えておいて損はないと思います。


 こうご司法書士事務所は、調布市と三鷹市の境、深大寺にある司法書士事務所です。
 小さいながらも、調布や三鷹に地元密着して、後見から相続、裁判まで、何でも気軽に相談できる事務所でありたいと思っています。
 司法書士では対応できない事柄の場合、他の専門家をご紹介することもできますので、お悩み事等あったら、まずはお気軽にご相談ください。
 


 
 
 
[ 2017/04/04 15:52 ] 後見 | TB(-) | CM(0)

調布市・清瀬市にて、成年後見・任意後見・民事信託のセミナー開催します(告知)

 こうご司法書士事務所では、弁護士の小池良先生と共同でセミナーを開催することになりました。

 題名は、

今知る!今やる!
老後を自分のものにするための後見・民事信託活用法


 です。

 老後に痴ほう等になって判断能力が減退した場合、現在では法定後見の利用が圧倒的多数を占めています。
 
 今回のセミナーでは、法定後見の意義を認めたうえで、法定後見という受動的な制度の他に、任意後見、民事信託といった能動的に、元気なうちに将来に備える仕組みがあることを、知ってもらうことを目的にしています。

<セミナーの概要>
題名:今知る!今やる! 老後を自分のものにするための後見・民事信託活用法
日 時 : 2016年12月10日(土) 18:00~20:00
会 場 : 調布市文化会館たづくり 11階 1102学習室
会場住所 : 調布市小島町2丁目33−1(調布駅より徒歩5分)
料 金 : 無料
定 員: 25名(受付順・17:45受付開始)

<内容>
第一部 成年後見(法定後見):担当向後
第二部 任意後見      :担当向後
第三部 民事信託  :担当小池先生

<ご予約・お申し込み>
こうご司法書士事務所
電話:042-444-7960
email:gsktn@kyf.biglobe.ne.jp

​<セミナーのパンフレット>
 下記リンクからダウンロードできます。
 
今知る!今やる! 老後を自分のものにするための後見・民事信託活用法のパンフレット



<清瀬でも開催します>
​ 同一内容のセミナーを、12月11日に、小池先生の地元である清瀬市でも行います。
日 時 : 2016年12月11日(日) 13:00~15:00
会 場 : 清瀬けやきホール 4階 第4会議室
会場住所 : 清瀬市元町1丁目6-6(清瀬より徒歩4分)
料 金 : 無料
定 員: 25名(受付順・12:45受付開始)

 清瀬で行われるセミナーのお申込み・お問い合わせは小池先生の事務所東京けやき法律事務所まで、お問い合わせください。

東京けやき法律事務所
弁護士 小池良
電話 042−497−1425
email:tokyokeyaki.lawer@gmail.com

[ 2016/12/10 17:44 ] 後見 | TB(-) | CM(0)

研修受講「成年後見の事務の円滑化を図るための民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律について」

 東京都調布市のこうご司法書士事務所です。

 こうご司法書士事務所では、12月10日に調布市文化会館たづくりにて、「今知る!今やる!老後を自分のものにするための後見・民事信託活用法」というセミナーを開催します。
 詳細は、
調布市・清瀬市にて、成年後見・任意後見・民事信託のセミナー開催します(告知)
 という記事をご覧ください。

 さて、成年後見を巡っては、2016年10月施行で、実務に影響を与えうる、大きな改正が行われました。

 民法と家事事件手続法の改正なのですが、成年後見人が

①郵便物等の回送嘱託ができるようになる
②死後事務ができることが明文化された

 というところがポイントになります。

 この二つはフリーハンドでできるわけではなく、家庭裁判所の許可が必要な場合もある等、限られた場合に行うことができるのですが、それでも、これらが明文化されたことは大きな変化ですし、実務に与える影響は、成年後見に関わる誰しもが関心を持つことだと思います。

 今回の研修は、成年後見センターリーガルサポート東京支部の研修で、東京家裁の判事の方を講師に迎えて行われたのですが、実は、10月4日に行われた研修の録画版になっています。
 この10月4日の研修ですが、私も申し込もうとしたのですが、すぐに定員オーバーとなり、参加することができませんでした。

 今回録画版(DVD研修)が行われるということで、募集開始と同時くらいに即申し込みをしました。

 それぐらい、成年後見を行っている司法書士にとって、関心のある分野なのです。

 さて、今回の研修は、10月4日に行われた研修の録画版です。
 実際に改正法が施行されるのは10月13日です。
 私が研修を受けたのは、10月26日になります。

 ですので、この講義自体が行われたのは、改正法の施行前ということになります。
 講義の収録時点では、実際に、郵便物の回送嘱託や埋葬の許可等の申立が行われたことは当然ありません。
 
 従って、実際に東京家裁で行われている運用の説明ではなく、法施行後の運用の予定の説明であり、施行後の実際の運用の過程において、変更もありうるという前提で講義は行われれました。
 当然、施行後に様々な問題が生じ、それを解決していく過程で運用も固まっていくのでしょうから、講義を聞いた後でも、未知数の面が残ることは否めません。

 しかし、そうだとしても、非常に有意義なものでした。

 さて、以下は、個人的な感想であり、今回の研修で開催の判事から次のようなことが語られたわけではないという前提でのことになりますが、

郵便物の回送嘱託については、

成年後見人だけが利用できるものであり、保佐人や補助人は利用できない
あくまで、本人の財産確定等のために必要があるときに認められるものであり、単に後見人が本人の郵便物を管理するために回送嘱託を利用できるというようなものではない
審判確定から日の浅い初回の申立は認められやすいが、2回目、3回目の申立については、回数を経るごとに認められにくくなる

 という感じかと思います。

 死後事務については、

やはり、成年後見人しか行うことはできない
従前の委任に関する応急処分や事務管理を根拠として死後事務を行うことは否定されない(新設の制度と従前の運用は並行して存在し、後見人の判断でどちらかを選択することになる)

 という感じかと思います。

 この改正によって、後見実務がどのように変わるのか不安もありますが、よりよい方法に変わっていくといいなと思っています。
 
 
 
[ 2016/10/27 17:45 ] 後見 | TB(-) | CM(0)

平成27年度 成年後見人経験者用セミナー

 東京都調布市のこうご司法書士事務所です。

 本日は、リーガルサポートの研修に参加してきました。

 リーガルサポートとは司法書士の多くが入っている、成年後見に関する公益社団法人です。

 成年後見業務を行うほとんどすべての司法書士がリーガルサポートに入っています。
 他の都道府県はわかりませんが、東京都の場合、司法書士については、リーガルサポートを通して、家庭裁判所に名簿登載をした者でなければ、成年後見人に選任しない取扱いになっています。

 そして、リーガルサポートの名簿登載は2年に一回更新する必要があるのですが、更新のためには所定の研修の単位と倫理研修の単位を取得しなくてはならないことになっています。

 ですので、研修を受けることは、後見業務をやっている司法書士にとっては、半ば義務のようなものなのです。

 正直に言えば、義務だから研修を受けているという面も確かにあります。
 しかし、義務であると同時に、色々な知識を吸収するための非常にいい機会でもあります。

 特に、医師や弁護士、社会福祉士、税理士といった他士業の先生、学者、裁判官、等々、他業界の方の話を伺うのは、知識を深めるうえで大切なことだと感じています(同業者の話を聞くのは大切ではないと言っているわけではないので念のため)。

 本日の研修は3コマで、合計4時間半(4.5単位)に及びました。

 内容は、
「認知症の方との接し方」
「任意後見の実務(相談・契約から終了まで)」
「成年後見人が知るべき民法の動向」
 でした。

 土曜日に研修に参加することはしんどい面もあるのですが、充実した一日を過ごすことができました。

 あと数回で更新のための単位はほぼ取り終わりますが、研修は義務であると同時に、知識を得るための貴重な機会であり、会員または補助者しか参加できないものなので、可能な限り研修に参加していこうと思っています。
[ 2015/11/21 21:52 ] 後見 | TB(-) | CM(0)

後見開始の審判書謄本と確定証明書

 成年後見人に就任すると、様々な手続きをする必要があります。

 金融機関への後見人の登録、取引明細の発行、残高確認、税金や年金、公共料金等の送付先変更(送付先を後見人当てにしてもらう)などなど....。

 通常、これらの手続きには後見登記の登記事項証明書が必要とされています。
 
 ただ、登記事項証明書が取得可能になるまでには、時間がかかります。
 後見開始の審判→審判の確定→登記の嘱託→登記という手続きを踏み、ようやく登記事項証明書の取得が可能になるからです。

 早く手続きをしたい場合、登記事項証明書に代えて、審判書謄本と確定証明書で手続をするという方法があります。

 審判書謄本は審判が出ると申立人や後見人のところに送られてきます。
 つまりはなんの手続もいらずに入手できるものです。

 確定証明書は、審判確定後に管轄の家庭裁判所で入手することができます。
 窓口でも郵送でも取得することができます。
 しかも、150円とかなり安いです。
 

 私が試した感じだと、金融機関での残高確認や通帳再発行、後見人の届け出、年金事務所への届け出、市役所での送付先変更など、ほとんどの手続きが審判書謄本と確定証明書で行えましたが、一部、登記事項証明書でないとできない手続もありました。

 手続きの前に、念のため、審判書謄本と確定証明書で手続ができるか確認したほうがいいと思いますが、登記事項証明書が待てないという場合や、急いで手続きを済ませたい場合には、審判書謄本と確定証明書で手続をしてみてはいかがでしょうか?
 
[ 2015/11/18 12:58 ] 後見 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

こうご司法書士事務所

Author:こうご司法書士事務所
相続・後見・登記・債務整理など、調布、三鷹、武蔵野を中心に、多摩地区、東京近郊、そして全国からのご依頼お問い合わせをお待ちしております。

事務所概要
こうご司法書士事務所
司法書士 向後弘之
東京都調布市西つつじヶ丘3-26-7
アーバンフラッツMA202
TEL042-444-7960
FAX042-444-7986
HP こうご司法書士事務所
Email gsktn@kyf.biglobe.ne.jp